受水槽給水方式
ビル・マンション・学校などの公共施設
給水システムには大きく分けて受水槽給水方式と直結給水方式の２タイプがあります。
ここでは、各方式で代表的な２つのシステムを紹介します。
ビル・マンション・学校などの公共施設
受水槽に貯水した水をポンプで高置水槽まで揚水し、水の自然落下圧力を利用して、各蛇口まで給水します。
特長
1. 断水時対応に優れている
2. 大規模な建物にも対応できる
3. 機器の圧力変動が少ない
受水槽に貯水した水をポンプ圧力を利用して、各蛇口まで給水します。
特長
1. 断水時対応に優れている
2. 中規模以下の建物に適している
配水管内の水圧のみを利用して、各蛇口まで直接給水します。
特長
1. 一般に小規模建物（一般家屋）向き
配水管内の水圧にポンプで給水圧力を増圧して、各蛇口まで給水します。
特長
1. 一般に中規模以下建物向き
1. 公共施設・学校・病院・ホテル・デパートなど
災害・事故・渇水などによる断水・減水時に著しく影響をうけるため、水のストック機能が必要な建築物です。地震災害時には、すぐに飲み水がなくなります。
2. クリーニング店・メッキ工場・印刷工場・薬品工場・石油化学工場など
逆流によって配水管または給水装置内の水質を汚染する恐れがある場合、飲料水の衛生性が維持できません。
3. プール施設
配水管の供給能力を超える給水量を必要とし、配水管に圧力低下などの悪影響を与える恐れのある場合、
故障や能力不足などで断水や給水能力維持が困難になります。
4. 工事用および仮説などで臨時給水を行うもの。