リサイクル
日本給水タンク工業会では、FRP製給水タンク廃棄物のリサイクルを進めています
使用済みFRP製品廃棄物の再資源化
通商産業省は、今後、我が国全体が「循環型経済社会」の構築に向けた取組を進めていく中で、プラスチック等の素材をを提供する化学産業が担うべき役割と廃棄物・リサイクル対策を中心とした取組の具体的な方向を検討すべく、平成10年8月から「化学産業としての循環型経済社会構築のための研究会」を開催し、平成11年7月にその検討結果をとりまとめました。
この動きに対応して日本給水タンク工業会では、21世紀の豊かな環境作りと循環型社会構築のため、資源の有効活用という社会的要請に応え、「使用済みFRP製品循環型システムの目指す方向性の具体化に取り組んでいます。
マテリアルリサイクル
セメント原材料
使用済みFRP製品廃棄物をセメントキルンにおける原材料として利用します。可燃性樹脂成分は燃料として、残さ成分のガラス繊維と充填材(炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなど)はセメント原料として利用することで、二次廃棄物は発生しません。
コンクリート製品
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はFRP浴槽廃棄物をコンクリート製品へ再資源化する研究を(株)クボタへ委託し、三重県伊賀町に建設した実証プラントでその技術を開発しました。
引続きこれら諸設備を活用し、関西圏での回収システムを構築するため浴槽部会が支援を行っています。
道路舗装材
道路舗装用アスファルトバインダーの中にFRP粉砕品を分散させて再資源化する方法を、建設省土木研究所で評価しアスファルト舗装材としての可能性を追求しています。
廃棄物から有益環境資源へ蘇るプロセス
中間処理施設におけるフロー