日本給水タンク工業会は、給水タンクの持つ社会的な役割を皆様にお伝えしています。

維持管理のお願い

給水タンクをいつまでもお使いいただくために

お施主さま:建物管理者様へのお願い

維持管理の必要性

給水タンクは清潔な水を貯め、必要な良水を安定供給するという機能上、定期的な保守点検とそれに伴う適切な処置が必要です。
この保守点検を怠ると、飲料水の水質悪化につながり、トラブルの原因になることがあります。

給水タンクの維持管理に関しては、水道法等で有効容量10立方メートルを超える施設については、1年以内ごとに1回の定期的な保守点検、清掃が義務付けられています。また、2002年4月から水道改正法で有効容量10立方メートル以下の給水タンクにも、1年以内ごとに1回の定期的な保守点検・清掃が義務付けられるなどの規制内容が市町村の条例に盛り込まれる予定です。

人の健康・安全を確保するためには、維持管理義務の有無に拘わらず、全ての給水タンクに関して、当然定期的な保守点検が必要となります。

給水タンクの維持管理は、水質の汚染による危険から身を守り、利用者へ安定供給するための重要な義務です。

有償維持管理制度について

維持管理契約

この制度は、給水タンクが衛生的で安全な水を供給する機能を長期間保持させることを目的として、お客様と各メーカー又はマーカーが指定する維持管理業者と、任意に維持管理契約(有償)を結んで戴くものです。
ご契約戴きますと、毎年1回専門家(メーカー又は維持管理業者)による点検を行い、不具合箇所の早期発見を行います。
お客様には、「定期点検結果報告書」を提示いたします。
万一補修を要すると思われる不具合箇所が発見された場合は、別途補修見積書を提出し、お客様のご要望によって必要処置を致します。
また、お客様のご要望によっては、毎年自動的に点検診断を行う長期契約とすることもできます。

給水タンクの寿命はどれくらいなのか

耐用年数は15年。

給水タンクの設計耐用年数は15年です。また、製造物責任法(PL法)規定では責任期間は10年と定められています。しかし、水道法などで定められている定期的な保守点検・清掃を実行していただければ、寿命ほもっと延びます。
いまでも、設置後30年を経ても貯水機能を維持している給水タンクが多数あります。
※給水タンク維持管理について、詳しくは各メーカーにお問い合わせください。